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スタバってどこ行ってもええ商売したはんねんね~
それって観光客目当てな感じ?
そらそうとそちらはキリスト教やないから
13日の金曜日を忌み嫌うなんてのはないんかしら?
その金曜日、私は午前中からジャグラーのレッスンよ。
えらいもんで今朝までまったくできなかった3つ玉でのお手玉が
教えを乞うと小一時間で少し続くようになった。
もう一つのバチでやるのもコツを教えてもらい
なんとか思ってるようなことが本番までにできそう。
落語と違ってこういう体に覚えこます稽古は
やればやるほど少しずつ上手くなるのがわかって楽しい。
で、休憩して次にやると、どうしてもできへんかったことが
突然出来たり。このへんは楽器と一緒やね。
落語も同じかもしれんけど、落語はネタ繰ってたら
1回目はAの間で、2回目はBの間でやったりして
どっちがええんかわからんようになったりするし
そもそもこの噺は面白いのか?なんて思ってしまったりするけど
体モンはAよりBのやり方の方が絶対良いっていうのがはっきりしてる。
今さろめは座布団回しの練習してるけど
(おい、何やってんねん、あやめ一門!)
支点にする場所は真ん中ではなくちょっとずれたココ、というポイントがあって、
内回りより外回りの方が遠心力付く、という理屈があって、
そらわかりやすいわ。やるんは難しいけど。
さて、そのあやめ一門は、今日松竹座に「花形歌舞伎」夜の部をば
観に行ってまいりました。
いや~面白かった!スカッとした!
1本目は「吹雪峠」
やくざモンの弟分が兄貴分の女房と割り無い仲になって駆け落ち
商人の夫婦になりすまして逃げるが男は体を壊し足元もおぼつかない
峠で吹雪に見舞われてやっと見つけた小屋へ逃げ込み暖をとっていると
そこへ2人が裏切った兄貴分が現れる…
とこう書くとものすごぉ暗いドロドロの刃傷沙汰で終わりそうやけど
実際はもう大爆笑モン。そのまま落語にできそう。
兄貴分が刀抜いた瞬間に2人が
「あの女がたぶらかしたんだ、あの女殺せ~!」
「何言ってんだい、あいつが行こうっていったんだよ、ねぇ~おまいさん~あんなヤツ斬っとくれ!」
「うるせぇこのアマ!」
てののしり合戦の命乞い。
七之助の女はサイテーやし、獅堂の男は与太郎口調やし、
愛之助演じる兄貴分があきれて笑い出す、という幕切れ。
2本目「実盛物語」はおなじみ源平の、主家に忠義を、
そのために娘が犠牲になる、という話ながら
琵琶湖の網にかかってた娘の腕をその亡骸にひっつけたら息吹き返す
という「んなアホな!」もあり、子役も可愛く楽しめた。
で、何といっても3本目の「蜘蛛糸梓弦」。
亀治郎6役早変わりはまさに神出鬼没、薬売りの男が
花道のスッポンにシュッと消えたかと思うと
チャリン!って花道の後ろの幕が開いて黒裾引きの芸者で現れた時にゃ
ぎゃ!って叫んだわ。しかも着付けが綺麗やねん。
女童、薬売り、芸者、座頭、花魁、最後の蜘蛛の妖怪まで
踊りまくり。衣装や松竹座の舞台いっぱいの大きさの幕まで蜘蛛の巣だらけ!
ここで蜘蛛マニア、亀治郎びいきとしては気がイってんのに
最後は花形歌舞伎の7人全員が並んで蜘蛛の巣が上からドサッと落ちてきて
フィナーレ。スタンディングオベーションにカーテンコールもあり。
出てきたオバチャンが言うてた言葉がこの夜の芝居を総括してた。
「いや~値打ちあったわぁ~」
大阪人は高いお金出したらそれに似合う満足を得られたか?
というのを口に出すもんやけどこのオバチャンは「2万までやったら出してもええわ」
ゆうてました。ちなみに私は1Fの一番後ろの列真ん中があったので
その12600円の席×2のお金払った訳やけど見やすかったし
やっぱり値打ちあった思う。
ちなみに他のオバチャンがゆうてたこの言葉も共感。
「やっぱり若い子はきれいでええねぇ~」
フィナーレを隠し撮りしたけどうまく写ってなかったの。
けど、華やかさだけは伝わると思うんで載せときま~す。
(蜘蛛の巣が上から雨のようにザッと降り、全員並んで見得)
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