一時帰国

お稽古、順調のようですね。
どんな舞台装置が出来てるのか楽しみですわ。
きっと舞台転換に関する装置ではないかと予想してます。
私もそうですけど、舞台の為の「仕掛け」を作ってるときって
すごく楽しいですよね？
その「仕掛け」はネタであったり、装置であったり、
衣装であったりするわけですけど。

由江さんのことがあって
一時帰国したのはもう随分前のような気がします。

あの時はともかく帰らなきゃって思って
また、部屋で自由にネットが使えたから、
国際線のチケットがすぐ予約できて
シンガポールにまでたどり着けば
後は日本へ帰れることになり、
ともかく、ジョグジャを出ました。
空港へ着いた途端にジャカルタ行きの便がすぐあり
しかも空席があって、ジャカルタに着いた途端に
シンガポール行きのこれまたすぐ出る便があって
まるで、導かれた様にシンガポールまで着けました。

ジャカルタのイミグレーションで面白い事が。

インドネシアに入国する際、
入国審査のカウンターにいた、ちょい悪な感じ審査官に
「ところでおみやげのチョコレートはないのか？」
って突然聞かれました。
「おみやげのチョコレート？これって賄賂を請求されてるの？」
ってちょっと面食らってたら、
「はい、終わり」
ってパスポートを返されました。

あれは何だったのだろうと思っていたのですが、

３日後、出国しようとカウンターに行ったら

「覚えてるか？」
「は？」
「忘れたんか！！」
って言うからよく見たら、
またもや、ちょい悪のイケメン審査官でした。

「あ！チョコレートの…」
「そや」
「前のブースから移って来たの？」
「あっちこっち行くねん。ところでチョコレートは？」
「え？」
「また、忘れたんかいな！かなんなあ！
今度来る時は忘れたらあかんで！！」

何ともシャレた感じのお兄ちゃんでした。

ちょっとした判断ミスで、本当はお葬式に間に合って帰れたかも
知れませんでしたのに、結局お葬式のあった日の夜に帰国しました。

次の日に仁勇さんにお願いしてお参りに行かせて頂きました。

行ったら、Mやこお姉様と弟弟子のE丸君が居てて、
おうちは、ご陽気な空気に包まれていて
救われました。

由江さんとの思い出は色々あって
ここでは書き尽くせないので書きませんが、
不思議な事に帰国してた数日の間に
偶然仕事の依頼がいくつか入り
いやらしい話ですが、飛行機代の元はとれた感ありです。

きっと、由江さんが手配してくれたんですね。

どこまで気ィ使いなんでしょうね、由江さん。笑

さて、４日間日本に居てて、
（一日は笑子ちゃんホームディナーでご一緒でしたね。）
シンガポールからまた旅を再会させましたので
徐々にまた報告します。