出待ち初体験

一応仏教徒なんですけど、
一切偶像崇拝しない主義なんです。

ですから、アイドルを追っかけてる人の気持ちがわかりません。
アイドルを好きになったって、ネンゴロになれる訳やなし、
手の届かないものを追っかけて時間を費やすのは
時間の無駄だと思っています。

モチロン、芸のある人は好きになります。

ですから、芸能人で誰が好き？って聞かれたら
樹木希林と三国連太郎って答えるんです。

さて、そんなことなので、ライブや芝居に行っても
「出待ち」なんていうことはした事がなかったのですが
今回だけは特別です。

昨日見たのはニックだったのか？
それを確かめる為には出待ちしかないと思い、
プリシラをリピート観劇して
楽屋口へ行きました。

もっとたくさん熱狂的な人がいるのかと思ったらそうでもなく
せいぜい３０人くらいの人が、係に誘導されて
列を作って静かにサインしてもらう順番を待っています。

私はサインはしてもらいたいわけではないし
出待ちしてること自体恥ずかしいので
皆とはちょっと離れた所から見ていました。

結果、「出待ち」というもんはするもんやないなと思いました。

まあ、みんなラフな格好で帰って行くんです。

この日は暑かったというのもあるんですが、
出演者の９０％がTシャツにハーパン、スニーカー
といった具合。
で、男性陣はほとんどの人がバッグを持っていません。
手ぶら。或は、差し入れで貰ったのか紙袋。
ひどいのになると、日本の『マツモトキヨシ』的な
ドラッグストアのビニール袋。

もう、繁昌亭から出て来る我々より、よっぽどしょぼいのです。
（しょぼくても顔と体がすごいので、
かっこいいのはかっこいいんですけど。汗）

我々の方がまだちゃんとしてますよ。

それこそ、春団治師匠がタンクトップに半ズボン、麦わら帽子
かぶって楽屋から出て来たら、げんなりするでしょ？

で、運転手が待つ車に乗り込んで帰るとか、さっそうとタクシーに
乗るとかするのかと思いきや、みんな駅の方に歩いて行きます。

主役クラスの人も、普通に町の雑踏に消えて行きました。

今までの華やかな舞台とのあまりのギャップに幻滅です。

でも、みんな短パンなので足は丸見え。
で、チェックしてみると、やっぱりみんな
…処理してました。毛を…。笑

と、しばらくするとニック登場。

みんなにサインしてあげて、写真を撮って客にハグするサービスは
繁昌亭の我々のお見送りより、ずっとグレードが高かったです。

さあ、私は遠巻きにリサーチ開始です。

だいたい、人の顔は全然覚えないくせに、
着ていたものは事細かに覚えてられるんです。

昨日は、グレーのタンクトップに黒のスエットの半パン。
白のナイキのバスケットシューズでした。

今日はやはり、グレーのタンクトップにデニムの半パン
黒のアディダスのバスケットシューズ。

で…
昨日と同じ黒のノースフェイスのデーパック

ビンゴ！！

みたいな感じでした！

そんでもって、帰ってまたネットで検索してみると…
明日６／１０はニックの誕生日ではないですか！
縁があるとしか言いようないやないですか！
これは、もう明日も見に行かねばならないじゃあないですか！！

いつまで続くの？この偶像崇拝熱は…