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姉様キングスの日々の行動をせきららにカミングアウトします…
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10/3

めちゃ久々、あやめです。
昨夜は夢のような一夜でした。
一心寺シアターでの「姉様キングス淫靡テンションナイト」

プログラムは
「音曲漫才」姉様キングス
「音曲漫才」おしどり
「歌謡ショー」ヴァチスト太田(ワハハ本舗)
「唄と踊り」Anesama Kings
~中入り~
「シャンソンショー」
ミス・ジャクリーヌ&マダム・アヤメビッチ
伴奏/マ〇コリーヌ

だったのですが

なんとシャンソンショーに月亭可朝師匠が飛び入り
して下さったのだ!くわしくは、写真と共にまた…
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8/15

いよいよ楽日。早いな~
今日は宣伝部隊もいつもより気合いを入れて、
全員白塗りにする事にした。鶴笑団長はロンドンパフォーマー時代
の様にまぶたに目玉を描いて。笑子ちゃん、なごみまで白塗りで、
さながら旅回りの一座だ。

(雨宿り中の1コマ)

歩き慣れたストリートに今日もたくさんのパフォーマーたちが
フライヤー配りに出ているが、一週間もいるとお互い顔馴染みに
なってきて、日本人の「スシ・タップ」、チャンバラの「カムイ」
の子たちとはお互い声を掛け合う。
途中、安いパニーニを食べさせてくれる店でランチ。
もちろんそのままの格好なので異様な光景。
鶴笑団長はまぶたに目玉のまま普通にスープを飲んだりしてて、
道ゆく人を驚かしていた。

(変なおじさん~と笑うなごみも白塗り)

午後からはラストスパート。金曜日で人通りも多いし、
「トゥナイト、ラストショウ!」というのが効くのか
どんどんチラシがはけていき、開演2時間前ぐらいにすべてのチラシを
撒き終えた。全部で5000枚。会場や店に置いてもらったの引いても
1日600枚は撒いた事になり、達成感がある。一同拍手!

さぁ、あとは舞台を勤めるのみ。準備を終えて舞台を作っていると、
ロビーから人の気配が伝わってくる。見に行ったなごみが
「お客さんいっぱい来てるで!」とのこと。
開場すると、初日に次ぐ大入りのようだ。

笑子、姉キンと一週間でネタも固まり、
もちろん鶴笑団長は後にヒィヒィと余韻を残す大爆笑。

(鶴笑団長、楽日のパワフルな舞台)

エンディングは玉すだれの花火で三方礼。大きな拍手に見送られた。

終わって楽屋へ入ると他のパフォーマーたちもお疲れ様!的に
声をかけてくれる。その中でも隣のシアターに出てる
長身の可愛い子ちゃんは「ええ、今日で終わり!明日見せてもらおと
思ってたのに~」と嬉しい事を言ってくれる。
ずっと目で犯してた雀リーヌは記念撮影。
言うとくけど2人の年足してアンタぐらいよ!


もう一人、我々のすぐ後の芝居に出てる、スコットランド伝統の
キルトスカートを履いた男の子たちの中にも贔屓にしてる子がいた。
その子とも写真を撮りたかったが、チャンスがなかったのよね。
で、ふと楽屋を見ると、いつも彼がノーパンで履いてたキルトスカートが
無造作に脱ぎ捨ててある。雀リーヌはどうしたか!?
もちろんこうしました…

(ウ~ン、いい匂い!)

打ち上げは会場のあるホテルのレストランで。
シーフードの美味しいお高そうな店であるが、
ここに出てるパフォーマーは25%offなので他の店に行くよりお得。
美味しい白ワインを開けて乾杯!
ああ、終わってしもたな…という淋しさと、やっと終わった、
もう歩かんでええんや~という開放された気持ち、
体張ってお客集めてその見知らぬ人たちに笑ってもらった快感。
色んな思いが体に共存している。

何よりもなごみが病気もせず、さらわれもせず
一座の一員として毎日をすごしたことに感謝。

ブラジルは肝炎発病で行けなかった雀リーヌが同行でき
毎日一緒に「姉キン」でしかできない舞台を
つとめられ、驚くほど元気だったことがありがたい。

また世界を攻めるぜ、Geisya Girls!


8/14
毎日チラシを配っていて、よく言われるのは
「ところでこのショー見るのにいくらかかるの?」
…よく見ると、チラシに料金が記されていない。
どう考えても、値段の分からないショーには行きにくいだろう。
ぼったくりの可能性もあるし…
ということで、この不備を埋めるべく朝8時の朝食が終わると
みんなでチラシに料金を書くことになった。



こんな感じで

料金は平日は7、5ポンド、老人、子供、身体障害者の割引料金が6、5ポンドで
表記は£7.5(6.5)となる。
これを毎日6〜700枚手分けして書く。これが結構面倒くさい。

と、なごみが、私も書くという。

数字をちゃんと書き出したばかりなのに£なんて書けないよ、
と言いながら試しに書いてもらうと
これが、手本通りにちゃんと書くのだ。

恐らく、絵を描いている感覚で真似しているのだろう。

ちゃんと書けるのもすごいが、
「私も一座の一人なのだから、協力したい」という気概もすごい。



私も書けるのよ〜
でも仕事終わったらDSするの。(左の黒い物体)

で、内職が終わると、準備をして出発となる。

しかし、今回のツアーはよく歩く。会場まで2キロ。
会場で支度をして、チラシをまきに行くhigh streetという通りまで往復1キロ。
high streetをチラシをまきながら往復したら1キロ。
これを何往復もする。下手したら、一番歩いているときは
日に10キロは下らないだろう。

そしてエジンバラという町はとにかく坂が多い。
しかも急勾配の坂ばかりだ。
そこを大人はせっせと歩く。そして子供もせっせと歩く。

5歳児の足で10キロなんて、現代人には考えられない距離だ。
さすがに会場までの往復はかなりぼやきもって歩くが、
チラシまきのときは決してぼやかない。

このチラシが我々の公演の生命線だということをよく理解しているのだ。
恐るべき5歳児!



「しんどいけど、このチラシをたくさん配ったら
たくさんお客さんが来てくれるでしょ?だから、頑張ってまこうね。」
「うん、わかった。」
「なごみが渡したら、通ってる人みんな笑って受け取ってくれるから
なごみも嬉しいでしょ?」
「うん、うれしいけど…舞台でおチャコして拍手もらう方が
楽でええねんけどなあ…」

…真理である。
芸人のズボラな本質をもちゃんと理解している…。

ということで、今日はバスに乗って出かけることにした。

バス料金も結構するのだ。
大人が1.1ポンド、子供は0、7ポンド。5人でしめて5、1ポンド。
今1ポンド230円くらいだから、結構いい値段でしょ?

タクシーで行けばドアトウドアで5ポンドだが、気にしない気にしない。

生活費が目減りするので、この分は自腹で。

イギリスの2階建てバスは実に気持ちがいい。
2階からの景色は抜群である。





ゴキゲンカンパニー
スコットランドのバスは座席もタータンチェック

今日は割りに天気もいい。
明日の楽日に向けてラストスパートだ。
チラシがまだけっこう余っている。何とかはけさすには
もっと我々の存在をアピールしなければいけない
と、姉キンは白塗りで出動。

といってもちゃちゃっと化粧せねばならないので
白いパンケーキをささっと塗る簡易化粧。

僕はこの化粧法をあんまり気に入っていない。

…だって、ヒゲがちゃんと隠れないんだもの。

と主張するが、回りに言わせれば、一人こだわっているだけで、
おしろいを塗る化粧とさほどの変りを感じないらしい…。

いつものようにしばらく配って昼食。
今日もお気に入りの「楽屋」で。

午後の部も配り終えて、5時から舞台。

ちょっと慣れてきた気のゆるみか、英語が出てこない。

最後まで気を緩めずに勤めなければ。

今日の夕食はテイクアウトのケバブ。中東のハンバーガーのようなものだが
僕はラムのケバブをチリソースで。

帰って例の集会場でささっと食べて、
あやめさんと僕は、夜のショーを見に街へ繰り出す。

舞台の参考にしようとのドラッグクイーンショー。

外国でドラッグショーを見るのは初めてなので、
ちょっと楽しみである。

うまくチケットも取れて、スムーズにタクシーを拾って開演少し前に劇場へ。

劇場は300人くらいの大きなところで、
客は半分くらい入っていただろうか?

我々のようなドラッグフリークのような人は少なく
年齢層も高めなお上りさんの客がほとんどだった。
内容は1978年の映画「グリース」をもじったもので
ジョントラボルタとオリヴィアニュートンジョン主演の



これが




こうなる(笑)

このグリースという映画、あやめさんは中学のときにはまって、
家庭用ビデオもまだ普及してなかった時代、ツタヤもなかった時代に
8回も見たそうである。
もちろん映画館に通って。

中学のときの記憶はすごい。
台詞から、中で歌われるナンバー
(この映画、元はミュージカルだそうだ)
から踊りの振りまで、すべて記憶しているそうで
事細かに解説してくれたので、
言葉がわからなくても十分楽しめた。



ちょっと遠いがこんな雰囲気の舞台

チラシによるとこのカンパニー、去年は
「サウンドオブミュージック」のパロディーをやっていたらしく




これが




これに化けていた?


…恐ろしきドラッグショーである。

ショーが終わったのが11時半。
会場はまだまだあちこちで盛り上がっており
随分後ろ髪も引かれたのだが、
明日の千秋楽も控えていることだしと宿舎へ戻る事にした。



PLEASANCEという会場の夜景
ここはシアターコンプレックスでいくつもの会場があって
模擬店風のバーもあり、遅くまで賑わっている
こんな会場が町中至る所にある
8月のエジンバラは眠らない

[「zoo」を熱演する笑子]

8/13
今回はこっちのプロダクション“sweet”という所を通して
1週間会場を借りて自分たちでやっている興行であり、
それを文化庁支援の下、「国境なき芸能団」がサポートしてくれている。
となると、プロダクションとの交渉、毎日の売り上げの管理などを
ちゃんとしていかないといけないが、それを1人でやってくれてるのが
鶴笑団長の弟子笑福亭笑子ちゃんである。
彼女は鶴笑くんがシンガポールにいる頃に入門したと噂に聞いていたが、
すごいのは旦那もいるのに師匠がロンドンに移住すると聞いたら
先回りしてロンドンへ引っ越し、2年前に子供も生まれたのに
日本へ帰ると聞いたら後を追って帰って来た。
これからは西宮に家族3人で暮らし、日本で落語家としてやっていくのだが、
その語学力にすっかりおんぶにだっこだ。

リハーサルでのスタッフとの音響照明打合せ、
担当者がチケットの半券をくれない事へのクレーム、
楽屋に水を用意するなどの雑用などを一手に引き受けてくれている。
そこへトップに出て落語とは何ぞや?の解説から英語版の動物園
「zoo」まで15分でやらねばならないという任務もある。
きっと私らの何倍も疲れたことだろう。
2歳の息子と10日以上離れてるのも辛かったでしょう。
Special Thanks!


[白塗りで街を歩く笑子]

ところで、スコットランドへ来てめちゃハマッた食べ物がある。
行く前から噂には聞いていた名物料理「Hagis(ハギス)」。
イメージとしては油でネチャッとした羊のコンビーフという感じ。
色はグレーで決して美味しそう!というものではないが
一口食べて病みつきになり、宿舎のバイキングではエブリモーニン
食べていた。羊の肉、内臓、牛脂、オートミール、香辛料などを
ミンチにして胃袋に詰めて煮たものらしい。
正統派スコットランド人はそれを切り裂く時
ハイソックスに仕込んだ剣を取り出し
「憎きイングランド人め!」と言って刺すとか。
どんだけ仲悪いねん!

なぜこんなくわしいのかと言うと
日本に帰っても食べられるのか?と検索した結果
「日本におけるハギス愛好会」というページに行き当たったから。
入会すべきだろうか?

[皿の左奥がハギスだ!後ろはなごみのお茶子の報酬のお人形]

8/12
公演中日。今日も降ったり止んだり。

ところで、我々の宿泊先なのだが、これが大学の寮なのである。

この時期、世界中からこの町に観光客が訪れるため、
ホテルは1年前からどこも満室、
しかも、この1ヶ月間はぐっと値段が跳ね上がる。
我々の公演会場も実はホテルのバンケットルームなので、
このホテルに泊まれれば万々歳なのだが、
この時期は1泊4万円もするのだそうだ!
ホテルは大阪で言うたら梅田の東急インみたいな感じで、
悪くはないが、高級、という程でもないのに…。

この大学寮がまた広大で、恐らく300m×500mくらいの敷地があり、
ここに、3階から5階建ての棟が10以上ある。
あちらこちらに集会場やレストラン、カフェが点在しているが、
まるで大学ひとつ分くらいあるので、全体がどうなっているのかよくわからない。
恐らく前は校舎として使っていたのを改装したのではないかという趣きの建物で、
もちろん今も学生が寮として使っているみたいだが、
空いている部屋をホテルとして解放しているのだ。

この時期、山ほど観光客がくるし、夏休みで学生も帰省してるし、
空いた部屋をホテルにして一儲けしようという匂いもするのだが、
なかなか快適なB&B(ベッド&ブレックファースト、朝食付き宿泊所)である。

(ホテルの食堂。数千人の宿泊客が朝食を取る
朝食をすませての打ち合わせ)

で、あやめさんだけはなごみとツインの部屋なので、棟が違う。
ここはレセプションからも近く、何かときれいで、予想であるが
ここはゲストのための宿泊施設として後に増設されたのだろう。
セキュリティーはすべて、部屋と共通のカードキーで行う。
部屋にはテレビがついて、館内には無線LANが飛んでいるので、
パソコンはし放題、棟内には小じゃれたカフェもある。

鶴笑、笑子、染雀の残りの3人はというと、シングルという理由で、
ずっと遠い棟である。レセプションからは300メートルは離れているだろう。
1960年に建てられたところで、趣はあるのだが、
いかにも「寮」という感じでセキュリティーも普通の鍵で管理する。
テレビもなく、無線LANもなく、パソコンを使おうと思えば、
無線の飛んでいる、「公共スペース」まで行かねばならない。

(ここもホテルの敷地内。お城風に見えているのは
宿泊棟ではないが、公共スペースとして使えるホールのひとつ)

昼からはいつものようにチラシ撒き。やっぱり音があった方がよかろうと思い、
雨の中三味線を弾いたのだが、三味線にとってはかなり無理があったようで、
恐らく、ヒイヒイ言うていたに違いない。

昼食は、町中のサンドイッチ屋さん。小さな店なのだが、
2階に屋根裏部屋のようなところがあり、ここに大きなソファーがあって、
掃除が行き届いていないので、ちょうど家のようで何だか落ち着く。
ここで、着物をきた5人が陣取っていると、上がってきた他の客は、
パフォーマーが打ち合わせに使っているのだと思い、皆気を使って、
下へ降りて行く。居心地のよいこの店を「楽屋」名付けた。

昼食後、またチラシ撒き、そして公演。姉キンネタもだんだん固まってきた。

(姉キンの舞台。今回撮影スタッフがいないので
後ろからしか撮れません。
この日は試しに立ってやりましたが
普段は座っています)

で、またところでなのだが、今回、文化庁からの援助で渡英しているので、
予算には限りがある。
前半パアパア使っていたら、予定してた生活費がかなり目減りしてきた。
まあ、足らなければ自腹で出したらエエやん〜、と言っていたが、
せっかくやから、ケチケチ生活をして、予定していた額ぴったりに抑える「がっちり買いましょう」ゲームをしようということになった。
最も値の張るディナー経費を抑えるにはどうしたらいいか?
…それはスーパーで買物をしてホテルの部屋で食べるのが一番である!
と、今日は部屋打ち上げに決定。
と、あやめさんが「うちの棟のあちこちに小集会場みたいな部屋があるねん。
キッチンがあって電子レンジがあって、大きなテーブル、冷蔵庫、
リビングにはテレビがあって、10人くらいは入れるスペースやねんけど、
あそこ借りられへんのかなあ?」と言うので聞いてみると、
何と!その棟に泊まってる人は、部屋のカードキーで24時間自由に入れて、
しかも無料なのだという!

これは、使わない手はないと入ってみると、ここが妙に落ち着く。
ビール、ワイン、チーズ、サラダ、ウインナー、温野菜とディップ、
イチゴなんかをを持ち込んで、夜中までワアワアとおおはしゃぎであった。






(手作り料理の数々
時差ボケで寝てしまったとき用の「非常食」
が余ったので、これも並べてラーメンパーティー)


(この棟にはこんな集会所が5、6室あります
今日もお疲れ様〜)


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