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姉様キングスの日々の行動をせきららにカミングアウトします…
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 昼までゆっくりして夕方便でバンコクへ。
空港へ戻るタクシーでまた嫌な目に遭いたくないので、
高いけど、ホテルの送迎タクシーで空港へ。
相場の倍近くすると思うけど、それでも1時間くらい乗って、
お姉様ところからうちへタクシーで帰るくらいの値段でした。
しかも三菱タクシーで。笑

 バンコクにも無事到着。
今回の旅ではAIR ASIAに都合6回乗った。
 
 確かに、安かろ悪かろという面もあるが、
ここの一番素晴らしいところは時間に遅れないということ。
インドネシアの安い飛行機会社は
2時間くらい遅れて当たり前なのだが、
ここは15分と違わず到着する。
 
 まあ、逆に言えば、遅刻できないくらい
タイトなスケジュールで運行しているからかもしれない。汗

 空港から、町まではまたタクシーを使うのだが、
ここからが少しやっかいだ。

 恐らくタクシーの運転手さんは、
有名どころのホテルなら、大概は知っているだろうが、
今回僕が利用するのはSA(サービスアパートメント)という、
いわゆる、マンションの一部を一般にも開放しているというところだ。
きっと、知らないはず。
加えてお互いに英語が堪能ではないから、
ちゃんと意思疎通ができるかどうか?

 まあ、最寄り駅から歩いても知れてる距離だから、
最悪、駅まで行ってもらえればよいだろう。

 もちろん、現地の地図は持っている。

 ところが、タイ人というのは、地図を見る習慣がないらしく、
地図が読めない、という話を聞いたことがある。
小学校の社会の時間に地図の読み方を習わなかったのだろうか?

 去年、やっぱりバンコクで、地図を見せて、
ここに行って、と言ったら、
分からないからと乗車拒否されたことがある。

 では、タイではどうやってタクシーに乗るのか。

 バンコクは大きな通りから分かれる道(これをソイという)
にすべて番号が打ってある。
で、そのソイ沿い(シャレではありません、笑)
に道があるとまた番号がある。なので、
「シーロム通りソイ1番に入ってその後ソイ3番を曲がって。」
とか言えばよいのだ。
運転手は大通りだけ覚えていれば、
そこへ行けば、ソイ番号からどの道へ行けばよいのかすぐに分かる。
それほど道を知らなくても運転手は勤まるみたいだ。

 システム的にはすごくわかりやすく、
ちょっと京都に似ているかもしれない。

 ただし、このソイ○○という数字は
英語で言われても分からない人も多いらしい。
数字くらいはタイ語を使えないとタクシーは乗りこなせないと思う。

 今回、旅行前に、日本在住のタイ人の友人に、
何か面白い情報はないか?って聞いたあったことがあった。

 彼は今、タイ人でありながら、京都大学の博士課程を出て、
博士論文も提出し、30代半ばにして、
日本の公立大学への就職も決まっているという超エリートである。
日本語は日本人より読み書き達者だし
(しかも6年の在住のうちに、こちらで覚えたとか)
元々はアメリカの広告会社、日本でいうたら、
博報堂みたいなところに勤めていたので、
英語は日本語より堪能である。

 で、その彼が「今、人気のスポットがあるらしいけど、
それはどこかというと…この地図で見たら…
えっと…、僕地図苦手やねんなあ…、
…ああ、わかった、地図に載ってない、こっちの方だ」
と教えてくれたのだが、後でホームページを元に調べたら、
見ていた地図にばっちり載っているところにその場所はあった…。

 ちなみに彼の専門は社会学である。
もちろん地理ではないけれど、
万が一、日本で高校の社会の先生になったら(ならないけど)
こんなに地図が読めないでどうするのか、とちょっと心配になった。

 昔「話を聞かない男、地図が読めない女」
という本が出版されて話題になったことがあった。
人間の男と女の構造の違いから、
男と女では得意不得意分野が分かれるということを書いた本だそうだ。
(読んでないけど。汗)

 表題通り、女性は「地図を読むのが苦手な脳構造」なのだそうで、
とすると、タイ人は男でも女性的な脳構造を持っているのか?
と思ったりもする。

 で、くだんの運転手だが、最寄り駅に近づいて来ると
「実はさっき聞いたホテルの場所知らないんだけど、
あなたは知ってる?」と聞いてきた。
「いや、僕も行ったことはないんだけど、
この地図によるともうすぐだよ。説明するね。
まず、この道沿い。まだ、まっすぐね。
で、道の左側にあるからね。ああ、一応地図見せるね。
ほら、ここが僕たちのいる通りね、
今このへんにいるみたいだよ。
だってこの左にある建物がこれだもんね。
ホテルはここ。ほら、書いてあるでしょ。
あそこに交差点があるよね?あれを超えて左側。
ほら、あれが駅でしょ。
この地図で駅はここ。
この線路の高架を超えてすぐにあるのがホテル。これね。
ほら、ペンで印つけるよ、ここがホテル、で僕たちはここにいるの。」

 もう、子供にかんで含めるように言うと
「ああ、ここね。わかったわかった、で今ここね。
わかるわかる、交差点があって左ね。」

 といいながら、その交差点を左へ曲がってしまった…。

 やっぱり今回もタイのタクシー運は悪そうだ…。

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