闘病日記１ 入院まで（その１）

６月９日。トイレに行くと妙に尿が茶色かった。これって血尿？
そういえばこの頃、ちょっと食べると妙な膨満感がある。大阪弁でいう「ずつない〜」みたいな感じ。
打ち上げでもお酒が飲みたいとは思わない。
逆に飲めないような気がして、入門して１６年で初めて、ないことにお茶ばっかり飲んでいた。

６月１２日。国境なき芸能団のブラジル行きの為の会が終わる。今年は６回も催して頂いて、その千秋楽。
資金も調達できたし、万々歳と楽しいお酒のはずが、生ビールジョッキ半分飲んだら、もう飲めなくなってしまった。
これはどう考えてもおかしい。
友人の音曲漫才師おしどりマコちゃんに電話で相談。彼女は医学部出身という異色の芸人だ。
「お兄さん、それって腎臓かもしれませんね。何かのウィルスが入ったとか。ともかく、尿検査と血液検査するべきですよ。あ。そうそう！そういうのって大きな病院の方が何かといいので、大きいとこ行って下さいね。町のクリニックはダメですよ。」
別にしんどい訳でもないが、そういうなら、明日の午前中にでも、一応検査に行ってみるか…。