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姉様キングスの日々の行動をせきららにカミングアウトします…
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 お姉様は皇室ネタ好きがなので、少しジャワの王室の話を。
ネタはたくさんあるので、次があるかどうかわかりませんが、
取りあえずナンバーリングしてみました。

 インドネシアでジャワと言えば、ジャワ島を指すのではなく、
旧ジャワ王国を指す。ジョグジャカルタはそのジャワ王国の首都である。
以下は僕がジャワについて理解していることのなので、
間違っているかも知れないが、書いてみる。

 ジョグジャカルタは、日本の京都のようなところだと僕は思っている。

 古都であるし、学生も多いのだが、歴史的にみても京都と似ている。

 もともと、ジャワの首都はソロであった。

 ソロはスラカルタとも言われる、何とも素敵な町で、
僕の中ではインドネシアの中では好きな町ベスト3に入る。
ちなみにブンガワンソロ(ソロ川)という歌が戦後(戦中?)
流行ったので、ソロという町の名前を知っている日本人は案外多い。

 そのソロから分かれたのがジョグジャカルタ王室である。

 ちなみにちなみに、その後、ソロ王室は二つに分かれ、
ジョグジャ王室も2つに分かれ、それぞれの町に本家と分家がある。

 で、現在のスルタン(王様)は十代目である。

 現在の裏千家坐忘斉お家元は十六世なので、比べてみても、
それほど古くないことがわかる。で、今上はなかなかの賢者である。

 現在インドネシアはイスラム教徒のみ一夫多妻制が認められており、
(皆を公平に愛するという前提で、
最大4人まで妻を持っていいそうである。)
先代のスルタンはMAXの4人の妻がいたそうである。
が、現スルタンはかたくなに1人の妃しか持たず、
そのため(かどうかわからないが)子供は女の子ばかり3人だそうだ。

 ジャワ王室では女性には王位継承権がない。

 これには、ちゃんとした理由がある。

 実は、ジャワのスルタンはジャワを災害から守るため、
ジャワの守護神である、海の女神(名前忘れました)と結婚して、
その神様を便宜上、正夫人としなければならない。
女神と結婚するために、王様は男でなければならないのだそうだ。

 であるから、現スルタンの子供はみんな、民間に嫁いでしまったので、
次の王様は、日本で例えるところの秋篠宮かその息子となる。

 本来、それをさけるために、何人かの妻を持って、男子を作るのだが、
一夫多妻制に反対の現スルタンは妻を一人しか持たない。
 
 そんな人だから結構、人気がある。

 何年か前、インドネシア全土で暴動が起こったことがあった。
多くの大きな町では焼き討ち事件があり、
ほとんどの日本人が強制帰国させられ、
その頃さながら、インドネシアはテロにあふれていた。

 隣町のソロでも大きなテロがいくつもあり、
市役所やバティッククリス(インドネシアで一番有名なジャワ更紗の店)
の本店も焼き討ちにあった。

 当然、ジョグジャカルタでも市民は色めきだったのだが、
そのとき現スルタンはいち早く町に出て遊説したそうである。

 この町は何で成り立っているか考えなさい。
観光でもっている町なのです。
もしあなた方が暴動を起こしたら、どうなるか考えて下さい。
当然、「不穏な町」のレッテルが貼られて、観光客が減ります。
と、とたんに困るのはあなた方です。
この町で暴動を起こす事は即ち、天に向かってつばを吐くがごとく、
すべて自分に返ってくるのです。
だからこの町で暴動を起こしてはいけません。

 と。

 おかげで、インドネシアの都市では唯一と言っていい程、
この町には暴動がおこらなかった。

 その手柄もあり、現スルタンはジョグジャカルタ市民から
相当な尊敬を集めているそうである。

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